ADKARモデルを使用して個々の変革を促進するUSING THE ADKAR MODEL TO FACILITATE INDIVIDUAL CHANGE 

by Susie Taylor

この革新と洗練の時代においても、私は常に思い出の力に驚かされます。私たちは「思い出の木曜日(Throw-back Thursday/TBT)」を記念して、ソーシャルメディアに古い写真を投稿したりします。また、思い出の歌(私にとっては90年代前半のポップミュージック)と共に歌って踊ります。卒業アルバムや過去の家族写真のアルバムなどを振り返ります。私たちが思い出を愛することには理由があります。というのは、思い出は快適で親しみを感じるものですが、同時に私たちを私たちのルーツや原体験に連れ戻すからです。過去に戻ることは強力なことです。 同様の理由で私たちは、最近の“Applications of ADKAR®(ADKAR®の適用)”調査研究においてProsci ADKAR®モデルの本来の目的を研究することにしました。私たちはADKAR®モデルの7つのユースケースを調査しました。これには、変革の結果の測定やシニアリーダーの準備などの、ADKAR®の新たな用途も含まれています。しかし同時にADKAR®モデルの本来の意図である、個人の変革を理解し影響を与える方法についても研究しました。新しく革新的なアプローチは魅力的で、故に調査研究を行うわけですが、時には元の意図に立ち戻ることも重要です。そこで、調査の詳細報告に「個人の変革を促進する」という振り返りを含めることにしました。

個々の変革を促進するためにADKAR®モデルを使用する理由


ADKAR®モデルは、その基礎において、1人の個人がどのようにして変わるものかを理解するために使用される強力なフレームワークです。このモデルは「どのような成果をもって、一人の人間が変革を成し遂げ、かつ持続できているといえるでしょうか」という質問に答えます。チームメンバー(または家族や友人)が実現すべき成果を理解できれば、個人がそれらの成果の達成に影響を与え、サポートするための実践的な歩みを進められます。取り組み中の変革を見渡し、苦労しているであろう箇所と理由を特定することで、ADKAR®モデルを個人的にも使用できます。またADKAR®モデルは、他者と行う変革を評価するのにも役立ちます。このモデルはコーチングの対話のためのフレームワークを提供し、同僚、友人または直属の部下が変革プロセスにおいて行き詰っている箇所を明確に指摘します。そしてそこから焦点の定まった行動案を決めるのです。 

リサーチからわかること


「このモデルはその旅が企業の変革に関連するかどうかかかわらず個人の変革の旅にうまく自然に適合しています」- “Applications of ADKAR®(ADKAR®の適用)”研究参加者のコメントより “Applications of ADKAR®(ADKAR®の適用)”調査研究ではADKAR®モデルのユーザーに、なぜ個人の変革を促すためにこのモデルを使用したのか、どのように適用したのか、適用したことでどのような影響があったかを尋ねました。 下記のリンクをクリックするとADKAR®モデルの使い方に関する7本の研究レポートをご覧になることができます。その中には、チェンジマネジメント認定資格保有者がヘルスケア企業におけるシステム変更と行動変革にADKAR®モデルを適用し、個人の変革に寄り添った取り組みのケーススタディが含まれています。 ADKAR®の適用チェンジプラクティショナーは、ADKAR®モデルを使用して組織の変革を推進する7つの新しい創造的な方法を特定しました。これらの調査レポートを使用し、それぞれの新しい使用例から浮き彫りになるベストプラクティスをご活用ください。


著者:スージー・テーラー(Susie Taylor)Susie Taylor はProsciで培ったリサーチとアプローチに関する豊富な知識を活用して、民間企業や公的機関組織のチェンジマネジメント能力開発を長年にわたり支援してきました。最も効果的なスキルとツールを備えたリーダー、チェンジマネジメント実務プロフェッショナル、変革の実行者育成し、変革の成果を最大化することを目標に、Prosciの新規開発ポートフォリオを率いています。