ERPやDX導入を成果に変える
パートナー

ビジネスモデルの高度化、デジタルトランスフォーメーション(DX)、AIの急速な進化——「これまでと同じやり方では通用しない」場面が増え続けています。変化に対応できる組織をつくることは、今や多くの企業経営者やリーダーにとって最重要課題の一つです。

ERP導入やDXプロジェクトは、単なるテクノロジーのアップグレードではありません。人と組織の変革そのものです。日本アタウェイは、チェンジマネジメントとプロジェクトマネジメント(PM)の両方のケイパビリティを持つ専門パートナーとして、戦略と実行を繋ぎ、社員が変革を「受け入れる」だけでなく、自ら「推進する」組織づくりを支援します。また、国内唯一のProsci®(プロサイ)公認パートナーとして、貴社内でのチェンジマネジメント能力内製化をサポートします。

日本企業が直面するERP・DXの課題

システムが稼働しても現場が旧来の業務に戻ってしまう——この現象は技術の問題ではなく、変革の人的側面が支援されていないことが根本原因です。以下はよくある落とし穴と、チェンジマネジメントによる対応例です。

現場が変化を受け入れない

「なぜ変える必要があるのか」が伝わらないまま要件定義に入り、ベストプラクティスに沿った新仕様に抵抗が生じる。変更の理由や今後の予定が周知されず、「自分ごと化」できない社員が残る。
→ 対応例:
影響分析で「誰の・何が・どう変わるか」を特定し、スポンサーと直属の上司から、変える理由と目指す姿をそれぞれの言葉で伝える。ADKAR® Model(ADKARモデル)で認識(Awareness)と意欲(Desire)の度合いを確かめ、不足している層に重点的に働きかける。

経営・シニアマネジメント層の関与不足

経営トップが当事者意識を持って関与しない限り、DXは小さな取り組みにとどまり、事業部門の反発を招きかねない。これまで12回行われているProsciベストプラクティス調査でも、「積極的で目に見えるスポンサーシップ」は変革成功の最重要要因として常に第1位である。
→ 対応例:
スポンサーロードマップで、経営層が「いつ・誰に・何を語り、何を決めるか」を計画し、事業部門長を含むスポンサー連合を形成する。役割別研修で、経営層自身が担う役割を明確にする。

稼働直前に一気にトレーニング

稼働直前に短期間でトレーニングが集中し、理解度・習熟度が低いまま本番を迎える。ユーザー受入テスト(UAT)でTo-Beの業務・システム像が明らかになるにつれ、懸念や不安も増していく。
→ 対応例:
ADKAR®の順序に沿い、トレーニング(Knowledge)の前に変える理由と自分への影響を伝えて参加意欲(Desire)を高めておく。To-Be像は早い段階から段階的に示し、役割別トレーニングと、稼働前後のマネージャーによるコーチングや現場サポートを組み合わせて、安定したサービスインを実現する。

「稼働=完了」の誤解

本稼働日にプロジェクトの注意がシステムリリースに集中し、社員の受け入れ・定着フェーズが手薄になる。
→ 対応例:
定着施策を計画段階から組み込み、稼働後も新業務の利用状況・習熟度を測定する。現場マネージャーによるフォロー、成功事例の共有、評価への反映などの強化策(Reinforcement)で旧業務への逆戻りを防ぎ、定着の責任を事業部門へ移管する。

ROIが測定されないまま終わる

プロジェクト開始時に変革の成功指標・ベネフィットが定義されず、終了後も効果測定がなされないことが多い。これでは本質的な費用対効果を確認できない。
→ 対応例:
開始時に「成功の定義」を経営層と合意し、ビジネス成果の指標を設定する。投資効果は社員が新しい業務を使いこなして初めて生まれるため、組織の成果に加えて、利用率・習熟度など人の側面の指標も追い、稼働後に可視化する。

SaaS・クラウドの継続的変化

業務をシステムに合わせる世界では、機能更新のたびに再学習が必要となり、「落ち着かない環境」への疲弊が蓄積する。
→ 対応例:
更新ごとに社員への影響度を評価し、影響の大きい変更に絞って伝達・トレーニングを行う。並行する変革全体を見渡して変革疲れを管理しつつ、管理職のコーチング力を高め、変化を競争力の源として乗りこなす組織の変革能力を育てる。さらに、Prosci資格認定プログラムを通じて社内にチェンジマネジメントの担い手を育成し、変化が続いても自社で継続的に対応できる体制を内製化する。

ERP・DX投資から生まれる、
具体的な成果

チェンジマネジメントを組み込むことで、技術的な実装だけでは得られない変革の成果を実現します。

ROI加速:投資回収を早める

Prosciの調査では、チェンジマネジメントを積極的に実施したプロジェクトは、全く実施しない場合と比べてプロジェクト目標の達成率が最大7倍高まります。「ある程度実施」しただけでも3倍の効果——つまり、今日から始めても十分な成果が出ます。アタウェイのPM/CM一体型アプローチは、社員が本稼働日から万全の状態で臨めるよう準備することで、投資価値の実現を加速させます。チェンジマネジメントを後付けするのではなく、プロジェクト計画の中核に組み込むことが、より早いROI実現につながります。

また、変革のROIはプロジェクト開始時に成功指標・ベネフィットを定義し、稼働後に測定・可視化することではじめて組織に証明できます。日本の変革プロジェクトでは、この「効果測定」が後回しになりがちですが、ここに意識的に取り組むことが組織全体のインパクトを大きくします。

リスク低減:導入の失敗を防ぐ

ERP導入プロジェクトの70%が、予算超過・スケジュール遅延・パフォーマンス低下などの問題を経験しています。チェンジマネジメントは現場の抵抗を事前に把握し、組織全体のサポート体制を構築することで、こうした導入リスクを体系的に回避します。「なぜ変わるのか」「自分にどう影響するのか」が現場に伝わっている組織では、稼働後の混乱が最小化されます。

組織パフォーマンスの継続的向上

アタウェイのコミットメントは本稼働で終わりません。稼働後を「第二のスタート」として位置づけ、定着状況をモニタリングし、課題に対処し、ERP投資の価値を最大限に引き出せるよう、クライアントによる定着化実行支援を行います。変革を乗り越えた組織は、次の変化にも適応できる「変革耐性」を獲得します。すべてのプロジェクトが、組織内の変革能力を次の変革に向けて高めていきます。

ERP・DXの全フェーズにわたる、
包括的な変革支援

チェンジマネジメントは、プロジェクト開始前から本稼働後の定着まで、変革の全過程を通じて機能します。日本アタウェイはPM/CMを一体化したチームとして、Prosciの方法論に沿って貴社のプロジェクトに伴走します。独立したワークストリームとしてではなく、ビジネスチームとITチームの双方と共に活動することで、対応漏れのないシームレスな変革支援を実現します。

具体的なご支援メニュー

戦略的パートナーとして、成功指標の定義、チェンジマネジメント戦略の策定、ERP・DX導入を通じて伴走し、変革の定着とビジネス効果創出の可能性を高めるためのチェンジマネジメント実行支援サービスをご提供します。

Prosciチェンジマネジメント資格認定プログラムを通じて、組織内に変革をリードする能力を構築します。現在のERP導入だけでなく、将来の取り組みでも変革をリードできる人材を育成します。

世界中の数百件のERP導入データをもとにしたテンプレート・診断ツール・フレームワークを含む包括的なチェンジマネジメントツールキットを提供します。ERP導入に特化した調査により、チームが自信を持って効果的なチェンジマネジメントの意思決定を行えるようになります。

ERP/DXプロジェクトを開始する前もしくは早期段階で、経営層・マネージャー・プロジェクトチームなど、組織内の主要な関係者が役割別の企業内研修や変革サクセスワークショップに参加し、それぞれの影響範囲で効果的に変革を推進できるよう、必要なツールと知識を提供します。

ERP・DXの変革をさらに深く知る

株式会社富士通ラーニングメディア石橋様と日本アタウェイ株式会社和田によるチェンジマネジメントに関する対談の様子

変化が常態化する時代に、プロジェクトの成否を分けるチェンジマネジメントとは

変革プロジェクトは、なぜ「人」の側面でつまずくのでしょうか。本資料では、Prosciのチェンジマネジメントを軸に、人の行動変容を成果につなげる考え方や、日本企業での実践から得られたリアルな示唆を紹介します。

Prosciによるリサーチ「ERP・デジタルトランスフォーメーション成功の鍵」のモックアップカバー

ERPやデジタルトランスフォーメーションを、システム導入だけで終わらせないために。本ガイドでは、テクノロジーと「人」の側面を統合し、導入から定着までを進めるための7つの成功要因を紹介します。(英語のみ)

よくある質問(FAQ)

プロジェクトの開始時点から取り組むことをお勧めします。計画段階から変革リーダーや社員の受け入れ準備を進めることで、抵抗を抑え、スムーズな導入につなげることができます。ただし、プロジェクトがどの段階にあっても、そのフェーズに合ったチェンジマネジメント活動を行うことで、一定の効果を得られる可能性は高くなります。

プロジェクトマネジメントは、新プロセスやシステム、データ構築に向けてスケジュール・予算・品質を管理します。一方、チェンジマネジメントは、人がこの「変化」の背景や必要性を理解した上で積極的に関わり、変化を受け入れ、新しい業務を定着させることに重点を置きます。両方が連携することで、プロジェクトの成功につながります。

変革の規模や組織のレディネス、施策の緊急度・優先度などによって異なります。貴社の状況に応じた最適なリソース配分についてご案内できますので、ぜひお問い合わせください。

日本アタウェイは、様々な角度からERP・DXプロジェクトの変革成功をご支援します。支援領域は主に3つです。プロジェクトへのチェンジマネジメント導入・実行を支援する「コンサルティング・アドバイザリー支援」、Prosciの研修プログラムを通じて社内における変革リーダーの育成を支援する「教育サービス」、そして組織内でチェンジマネジメントを継続的に実践いただくためのツールやテンプレートを提供する「ライセンスソリューション」です。

変革を、成果に変えましょう

一人ひとりの努力をビジネスの結果に結びつけ、可視化させること——それがチェンジマネジメントの本質的なインパクトです。ERP・DXプロジェクトへのチェンジマネジメント導入について、専門コンサルタントとの無料相談から始めてみませんか。